OPTとはOptional Practical Trainingの頭文字を取ったもの。アメリカの短大や大学で学位を取得すると、自分の専攻と関連のある分野で1年間働く許可を得ることができます。レポートを送ってくれた花山佳也乃さんは、2008年に国際留学科に入学し、在学中にTOEFL513点を取得して、翌年の8月、カリフォルニア州サンディエゴにあるパロマー大学に編入しました。大学では、Information Technologyを専攻し、昨年12月Associate Degreeを修了しました。
アメリカに来てもう1年半が経ちました。昨年12月末でパロマー大学を卒業することができ、1月1日にサンディエゴからロサンゼルスへ引越しをしました。今はOPTで旅行会社に勤めています。
パロマー大学での学生生活はあっという間でした。私の場合、大阪外語で取得した単位がほぼそのまま移籍できたので、自分の専攻を主に勉強することができました。その中でも特に印象に残っているのは、秘書科のバーチャル授業です。クラスそのものをある1つの企業、教授はボス、生徒は従業員として、実際に出張の手配・日程表の作成や会議レポートの作成をしたりと、実践の多い授業だったので、楽しみながら役立つ知識を身につけることができました。
入学して最初の学期は、授業の数が少なかったにもかかわらず、「イッパイイッパイ」でした。ディスカッションではなかなか自分の意見を発表することができず、ただうなずくだけ。このままではいけないと思い、間違ってもいいから声に出して意見を言ったり、解らない所は授業後に先生に聞くようにしました。課題はエッセイやレポートといったWritingのものが多かったので、良い評価がもらえるよう、毎回丁寧に仕上げたものを提出するようにしました。大阪外語で教わった、『エッセイは留学生の武器』ということを物凄く実感しました。Writingのコツは外語で習っていたので、エッセイには抵抗なく取り組めました。
2学期目からは6〜7クラス取り、夜の9時半まで授業のある日があったり、また夏の短期クラスも取っていたので何かと忙しくしていました。レポートの期日が大量に重なってしまった時は(60ページ程!)どうなるかと思い焦りましたが、無事全てパスすることができました。先生は良い方ばかりで、OPT先が決まるととても喜んでくれましたし、12月で卒業してロサンゼルスへ引越すと伝えると、”We will miss you!”と言ってくれました。5月に卒業式があるので、また会えるのが楽しみです。
大学のあるサンディエゴは雨がほとんど降らず、気候的にも住みやすい地域でした。一年中半袖、サンダルで大丈夫だと思い、日本からジャケットをあまり持ってきていなかったのは間違いでしたが、冬も昼間だと暖かいです。今住んでいる所も、昼間はもう20度近くあるようです。サンディエゴ同様にビーチもたくさんあるので、夏が楽しみです。サンディエゴに住んでいた頃から、長期休暇になるとロサンゼルス(ディズニー等)に遊びに行く機会があったのですが(車で1時間半、列車で2時間程です)、あまり詳しくないのでこれから時間を見つけて探索したいです。
OPT先では、英語でお客様とのやり取りもあるので、ビジネススピーキング力を身につけ、残り1年間で多くのことを吸収し、留学生活をさらに有意義なものにしたいと思います。TOEFLも近いうちに受けて、どのくらい英語力が伸びたか試してみたいです。