ブライダル専攻生の必修授業「カラーアナリスト入門」は、他学科生や他専攻生にも選択科目として開放している人気科目です。
担当の小林先生はキャビンアテンダントご出身ですが、パーソナルカラーの専門家でもいらっしゃいます。先生の授業では、講義形式は最初の数回だけ。理論をある程度解説したら、学生各自にプレゼンテーションをさせる方式です。人にうまく説明できるぐらいにならないと本当の理解はできていない、というのが先生のご持論。色彩関連の検定試験対策にもなるそうです。
今日の授業では、4つのグループ(サマー、ウィンター、スプリング、オータム)に分かれ、学生諸君がそれぞれの季節にふさわしい色彩とその効果などを紹介していました。いろいろな色彩を身につけることでの心理的効果についても触れられ、黒の下着は老化を早める、リクルートスーツでも下はピンクにすると明るい気持ちになれる、また、街灯がブルーの光だと犯罪が減るなど、身近な効果についても発表していました。
ブライダル業界では、花嫁のドレス選定のアドバイスや式場・宴会場のコーディネートなどもあり、色彩の知識や検定合格実績はきわめて重要です。また、キャビンアテンダントの採用試験では私服の全身写真を要求する企業もあるので、自分のパーソナルカラーを把握し最も似合う色の私服で撮影するなど、きわめて実用性のある科目だといえるでしょう。