英語通訳・翻訳科2年生の加藤あかねさんがこの度、関西学院大学大学院 言語コミュニケーション文化研究科に合格しました!
幼いころから本が大好きで、海外の児童文学作品にも親しんできた加藤さん。
将来は翻訳家になって世界の児童文学の魅力を伝えたいという夢を抱き、本校英語通訳・翻訳科で本格的に翻訳を学んできました。
その夢を叶えるための次なるステージは関西学院大学大学院。
OCFLでの翻訳技術の学びを持って、さらにそれを深め、飛躍するための研究に打ち込んでいきます。
この春から大学院生として始める研究のテーマは「魅力を伝える翻訳比較」。
言葉も価値観も変わりゆく時代の流れの中で、翻訳の持つ役割と意義を体現しつつ、原作の魅力を最大限に引き出し読者を魅了する言葉選びと訳出技法などについて、翻訳作品の比較を通して追究していくという壮大で新しい研究に今からワクワクが止まりません。
そしてその学びと研究の成果が、いずれ自分と同じように翻訳家を志す人の学びにも役立って欲しいという願いも、彼女の研究にさらなる社会的価値を加えるものだと信じています。
専門学校から大学院を受験するというハードルは本当に高かったと思います。
「何度もうちのめされ、くじけそうになったこともありました。それでも「自分の研究は面白い、意義があるのだ」という信念のもと決して諦めることなく、長期間にわたって懸命に勉強と研究計画書の作成に取り組んできました。その頑張りと成果が認められ、ハードルを乗り越えて見事に勝ち取った合格。」
このことはきっと加藤さんにとって大きな自信にも繋がったことと思います。
「たとえ大学卒業資格がなくても、絶対に夢を叶えるという強い思いと頑張り次第で大学院にも合格できる」という証明を得られたことは、これから同じような道を志す人たちにとって、大きな勇気を与えることにもなるでしょう。
彼女の頑張りをすぐそばで見守ってきましたが、そんなふうに思わせてくれたその姿は、私にとっても喜びであり、誇らしく思います。
「合格しました」の一言を聞いたときは、私も嬉しくて嬉しくて、胸がいっぱいになりました。
加藤さん、本当におめでとうございます!
春からはこれまで以上に大変なこともあると思います。でもきっとまた乗り越えられる。
そして夢を必ず叶えられるよう、教職員一同心から応援しています。
2年後、修士論文が完成した際にはぜひ読ませてくださいね!
※写真は研究内容保護のため加工しています