OCFLは、アメリカ国内63の短期大学、4年制大学と提携しています。5月21日(月)、その提携大学のひとつ、ハワイ州にあるKapi’olani Community College(カピオラニ大学)から、Toshiaki Brandon Miyakiさん(Educational Specialist)が来校されました。
ハワイ州には独特の大学教育システムがあります。3つの4年制大学と7つの短期大学がUniversity of Hawaii System(ハワイ大学機構)というひとつの組織でつながり、その中で転校、編入などが比較的自由にできる仕組みです。ハワイ州では、Kapi’olani Community CollegeだけがOCFLの提携校ですが、ここを入り口にしてハワイ大学ヒロ校、マノア校などの4年制大学へTOEFLなしで編入できます。ハワイ大学ヒロ校には、周囲を海に囲まれ、1年中温暖な独特の環境でしか学べないユニークな専攻があります。魚介類、海草類などの海の生き物について学ぶAquaculture、海の天然資源や環境保護について学ぶCoastal Resources & Watershed Management、亜熱帯地域の園芸を学ぶTropical Horticultureです。ハワイと日本との関わりは深く、Japanese Studiesという専攻もあり、現地の学生と日本人の学生が共に学んでいます。同じくマノア校にもTropical Agriculture & Human Resources、Ocean & Earth Science & Technology、Pacific and Asian Studiesなどがあります。もちろん、ビジネス、教育、医学など、他の4年制大学と同様の分野も学ぶことができます。
Kapi’olani Community Collegeは、ワイキキビーチから東、ダイアモンドヘッドから北へ数分の観光地にあります。旅行、観光などの専攻に人気があり、当然のことながら周囲にはホテル、レストランも多いため、インターンシップやOPT(Optional Practical Training大学卒業後1年間アメリカ国内で許可を得て働くことができます。)には困りません。Kapi’olani Community Collegeでハワイの留学生活を満喫し、アメリカ本土の4年制大学へ編入したOCFL卒業生もいます。
Kapi’olani Community Collegeへ入学するためにはTOEFL500点が必要ですが、400点で語学学校への入学が許可され、一定のレベルを終了すると大学の授業を取ることができます。OCFLの留学科で開講しているアカデミック教科(心理学、アメリカ史など)の単位を移籍でき、年3回校内で実施しているTOEFL-ITP(模擬試験)のスコアも受け入れます。また、今回来日されたMiyakiさんは日本語も堪能で、現地で困ったことがあれば日本語で相談することもできます。