今年は、11月26日から30日までの日程でアシアナ航空のトレーニングセンターにて実施しました。この研修には31名の学生達が参加し、1日目から、アシアナ航空の研修生として、現役のアシアナ航空の客室乗員の方々から訓練を受けました。教官の中には、本校の卒業生もいました。短期間ではありましたが、大変充実したプログラムで学生達は、貴重な体験ができ、将来の夢である客室乗務員になるというモチベーションをさらに高めることができたようです。
アシアナ航空は24年という歴史の浅い航空会社ではありますが、様々な賞を獲得するほど高い評価を得ている航空会社です。それ故に、一人一人の客室乗務員が徹底的な訓練を受け、笑顔、挨拶といった基本的なことにしっかりと取り組み日々いろいろなことをサービスに取り入れています。この度の研修でも本校の学生達は、その厳しい訓練を研修生として体験することができました。
まず1日目は、徹底された挨拶の仕方、声の出し方など教わりました。そして、次に受けたのは、メーキャップとヘアでした。第一印象を大事にするこの航空会社では、メーキャップやヘアを完壁にできて当たり前なので、とても詳しく、細かく説明していただき、学生達も真剣に受講していました。特にアシアナ航空では、眉に注意されているので、普段とは違うメークに最初は戸惑う学生もいましたが、マスターしていました。「家を出るときには完壁な状態である」ということを教えられました。また、いつもと違うヘアも学生達は徐々にコツをつかめるように、なっていきました。イメージメーキングでの笑顔と挨拶の練習では、その意味を教わり、いかに大事かを学生達は理解していたようです。
2日目、ウォーキングと機内アナウンスの練習をしました。ウォーキングは、最初恥ずかしがっていましたが、音楽に合わせると段々と楽しくなってきたようでした。機内アナウンスもLL教室のようなところで自分の声が聞こえて、チェックできるようになっていましたので、大変勉強になったようです。
この日は、最後に非常着水訓練をプールで行いました。学生達は、保安要員として客室乗務員のお仕事がいかに重要であるのかを実感したようでした。
3日目は、昨日のウォーキングの続きと現役の客室乗務員の教官に質問をすることや最後にモックアップでサービスのロールプレイを実施しました。ここでは、宿題である「私のサービスのモットー」を発表し、ミールのサービスを一人一人行うというものでした。それぞれ緊張しながらも一生懸命取り組んでいました。そして、最後に終了式が行われました。ここでは、この期間中に撮ってくださった写真をスライドにしてくださり、見せていただいてみんな感動していました。その後授与式では、涙する学生達も多く、短期間ではありましたが、成長が伺え充実した研修であったと思います。今回の研修で学んだことを忘れず、みんな夢を叶えてほしいと思います。
参加者レポート一部を紹介します。
・今回のアシアナ航空の研修に参加したことで、自分の客室乗務員という夢に対する甘さに気づかされると同時に一歩前進することがだきたように思います。
・教官の方々が、新入社員と同じように厳しく訓練してくださったことに大変感謝しています。大変充実した研修でした。この研修は、必ずこれからの私の就職活動で役に立つものになると思います。
・今回の研修で学んだことをこれからに活かしていきたいと思います。この意識を強く持って厳しい就職活動に頑張りたいと患います。
・たくさん叱られましたが、本気で叱ってくださった教官の方々に感謝しています。教官の方々のように、外見も内面も磨いて、就職活動を乗り越えていきたいと思います。
・「腐ったみかんを早く取り除くためにも原因追究が大事です。」という教官の言葉が一番心に残っています。
・この研修に参加して、客室乗務員になりたい理由が明確になりました。客室乗務員の仕事内容も詳しく学ぶこともできました。この研修で成長できてよかったです。