金伽初鮪qさんからの留学レポートPart IIです。今回は、海外の大学での勉強方法についてレポートしてもらいました。これから留学を考えている人にとっては大変貴重な学習のヒントになり、また自信にもつながると思います。
私は日本にいる時、あまり勉強に熱心というわけではありませんでした。そのため、留学先ではとにかく周囲に追いつきたい一心で、今考えてもびっくりするぐらい必死で頑張っていたら、それなりに成績が付いて来て、うれしくなってまた勉強を続けていたら、「ついて行けるように」が「オールAが取れるように」という目標に変わっていました。「やればできるもんなんだ」と感じたのは、この時が生まれて初めてだったかもしれません。
私が見つけた勉強方法ですが、まず教科書の各章のはじめにある見出しとあらすじ、そして終わりにあるまとめの両方を使い、その章全体の内容を把握します。そして、覚えなければならないもの、考えだけ頭に入れておけば良いものなどを分別し、重要な部分を明確にします。そして、とにかく書きます。書いて覚えます。
私は視覚的なイメージがないと、テキストを読むだけでは理解できないので、いつも絵や図を描いています。また、個別に覚えるよりも、関連させて物語のようにして覚えます。メモを片手に歩き回ったり、走ったりしながら頭の中で回想したりすると、よく覚えられます。
次に、英語、英会話の習得ですが、日本にいる間は全くと言っていいほど身が入らず、留学してからかなり大変な目に合いました。それでも、日本を出発する前に、英語の勉強の仕方を説明している本や留学体験談などをたくさん読み、情報収集しておいたのは正解でした。アメリカで頑張るための準備ができたと思います。
英語は、リーディング⇒ライティング⇒リスニング⇒スピーキングの順に習得して行ってください。英語によほど自信がない限り、授業中に先生が言っていることをすべて理解するのは不可能です。私の場合、3年経った今でも60‐70%ぐらいしかわかりません。アメリカに来た当初は1%もわかりませんでしたが、その時取っていた生物学、科学、ライティング入門の成績は全てAでした。
なぜかと言えば、まず読めたからです。先生の言っていることがわからなくても、教科書を読めればテスト範囲を理解することはできます。そして、そのテスト問題が読めれば答えることができます。そして、英語が書ければペーパーテストは完璧です。
その後、スピーチの授業でもAを取れたのですが、必ずパワーポイントを使ったり実演をして、自分の言いたいことを視覚的にわかりやすくしたからだと思います。
留学生でも、留学生なりの工夫次第で、アメリカ人学生よりも良い成績を撮ることは十分可能なのだと、この時に学ぶことができ、結果的に良い方向に進めたのだと思います。