今年度で8回目の実施となる、カンタス航空乗務員訓練所でのエアライン研修。オーストラリアのシドニーにあるこの乗務員訓練所での訓練は、カンタス・グループ航空会社の社員を除いては、文際学園の学生にしか開放されていません。これまでこの研修に参加した卒業生たちからは多くのキャビンアテンダントを輩出してきました。
今年も例年と同じく夏に実施しました。オーストラリアでは冬ですが、幸い、シドニーの冬は日本ほど寒くはなく、学生諸君も風邪を引いて寝込んだりすることもなく、元気に現地での生活と学習を楽しんだようです。
以下、訓練内容に関しての参加者の感想の一部です。
◆ シドニー国際空港に駐機中の実際の飛行機の中で、救命胴衣のデモンストレーションをさせてもらいました。こんな経験は自分にとって、ありえない、信じられないことでした。
◆ 機内サービス訓練では、実際の制服を着てワクワクした気持ちで実演させてもらいました。友人に多くの写真も撮影してもらったので、一生の思い出になります。
◆ 英語で乗客に話しかける訓練はとても難しかったのですが、がんばって国際線のクルーに絶対なるぞ、という意気込みがとても高まりました。
◆ カンタス航空のキャビンアテンダントは英語ができるだけではダメで、もう1ヵ国話せないといけないそうです。中国語や日本語の話せるクルーを多く採用していること知りました。自分もがんばるぞ!
◆ 学校で習った知識を、本格的な訓練機材を使って、実際にシミュレートできたのがうれしかったです。また、客室乗務員の業務の厳しさを知り、中途半端な気持ちでなれる職業ではないと知り、気持ちが引き締まりました。
◆ グランドスタッフが第一志望ですが、今回、キャビンアテンダントの仕事の内容を詳しく知ることができ、安全性、定時性、快適性を提供するためにチームワークとしての連携がいかに大切か納得できました。
◆ エコノミークラス、ビジネスクラスはもとより、ファーストクラスのサービスまで体験できるとは思いませんでした。上位クラスではキャビンアテンダントが料理の盛りつけや簡単な調理をすることを知り驚きました。
◆ 同じ訓練所で新人訓練生が緊張しながら真剣に訓練を受けている雰囲気に自分たちも影響され、しっかり身につけて帰ろうと本気でがんばりました。客室乗務員の責任感の重要性を知ることができました。