8月22日、キャビンアテンダント・エアライン科ジュニア生33名がカンタス航空キャビンアテンダント研修受講のため、関西空港からシドニーへ旅立ちました。この研修は国内研修1週間、現地研修3週間からなり、最後の1週間はシドニーのQANTAS AIRWAYS乗務員訓練所で本格的な訓練を受けます。OCFLで国内研修をするのは、現地での訓練がすべて英語で実施されるため、現地での研修がスムーズに受けられるように予め特訓するためです。
Frank Claypool先生の授業では、学生にオーストラリアとシドニーの知識を英語で学んでもらいました。これは、学生のホームステイ先や訓練所の人々とのコミュニケーションがうまくいくよう、あらかじめオーストラリアとシドニーの知識を吸収しておいてもらうのがねらいです。
次に、元シンガポール航空CAの尾崎先生の授業では、訓練で使用されるであろう、専門用語をたくさん勉強してもらいました。あらかじめ、英語の専門用語になじんで、その意味をしっかりと把握しておけば、訓練所のインストラクターの英語による指導内容がより理解しやすくなるためです。
さらに、元キャセイパシフィック航空CAの大畠先生の授業では、CAが機内で接客する際に使う英語のフレーズを学んでもらいました。「搭乗券を拝見します。」「お席は後列の右側、窓側でございます。」など具体的な場面をシミュレートした英会話表現を覚えてもらいました。
本物の食事を使ったミールサービスや、緊急避難、緊急着水など、本格的に実施される訓練所での指導を楽しみに、学生諸君は事前研修にとても真剣にとりくんでくれました。サービス要員としてのCAの役割はもちろん、保安要員としてお客様の命を預かるとても責任のある業種をめざすのだということは、実際に救難訓練を受けてみて実感できることです。その意味で、CAという仕事が自分に合っているのかどうか、本当に自分がやりたい仕事なのかどうか、真剣に自問自答できる絶好のきっかけとなる研修でもあります。
今回の参加者全員が、3週間後、英語力を向上させ、精神的にもたくましく成長して帰国することを教職員一同楽しみに待っています。