今年も大阪市にある創造社デザイン専門学校さんでの国際デザインワークショップでOCFL生が通訳のお手伝いをさせていただきました。今年のテーマは、<注染という日本の伝統的な染め物の技術を使用して作られる日本手ぬぐいの新規の利用法>なるもの。各国からやってきたデザイナーの卵のみなさんによる白熱したディスカッションやプレゼンテーションの場となりました。通訳を担当したOCFLの学生たちも、デザイン学生たちと同様に悪戦苦闘をしつつ、精一杯の努力と周囲のサポートで充実した2週間を乗り切りました。 以下、通訳インターンシップに参加した4名のコメントです。
英語通訳・翻訳科2年生 アーブ詠美さん
昨年参加した際は通訳の難しさに歯が立たず悔しい思いをする場合もあったので、今年こそはという意気込みで参加しました。やはり今年もハードな思いをしましたが、前回よりもずっと上手く通訳ができたと自負しています。技術が上がると通訳すること自体を楽しく感じることができるようになりました。昨年のリベンジができたようなすがすがしい気持ちでインターンシップを終えることができ、OCFL在学中のよい思い出となりました。
英語通訳・翻訳科1年生 岡崎晴美さん
自分自身の力不足を感じたインターンシップでした。留学生のなまりのある英語が聞き取れなかったり、英語で上手く表現できなかったりと悔しい思いをしましたが、先輩や先生方に助けていただき感謝の思いで一杯です。通訳業務以外の場でも、外国の方々とは会話の糸口を考えて話してかけてみるというコミュニケーションの大切さを知ったことが今回の最大の収穫です。もっともっと勉強してスムーズな通訳ができるようになりたいと思います。
英語通訳・翻訳科1年生 高橋佳奈さん
開講式では5ヵ国15名の外国人学生と日本人学生の自己紹介を通訳しました。注染という日本の伝統的な染め物の技法の紹介がありましたが、内容が非常に複雑で難しく、通訳の困難さを感じました。また、英語を母国語としない外国人の英語を聞き取るのにとても苦労しました。最初は緊張ばかりでしたが、外国人学生5人を天神祭りに連れて行くなどしてからは、緊張がほぐれ、通訳もうまく進むようになりました。未熟な自分に通訳体験の機会を与えていただき感謝しております。
総合英語科1年生 和田真知さん
日本語→英語の通訳よりも英語→日本語の方が難しかったです。それは、英語を第一言語としない外国人の英語のアクセントが聞き取りにくかったからです。学生どうしの会話はまだしも、プレゼンテーションともなると話の内容が長くなり、専門性も加わるため、メモをとる必要が生じます。でも、メモを見ても内容が思い出せず、他のインターン生に助けてもらうこともありました。日本の伝統技術に対するユニークな商品化の提案が多々あり、とても面白かったです。来年もぜひ参加したいと思います。