アシアナ航空の現役クルーとして活躍中のキャビンアテンダント・エアライン科卒業生、李慈子さんが来校し、後輩たちにアシアナ航空について約1時間、お話してもらいました。
李さんは、本校在学中にアシアナ航空のグランドスタッフに内定。成田空港で地上職の勤務をした後、客室乗務員の採用試験に合格し、現在、韓国―日本路線や韓国―米国路線などを中心に乗務しておられます。高校卒業後、韓国に留学して韓国語をマスターした後、英語の力をつけようと思って本校に入学なさったとのこと。1年次は英語の下位レベルのクラスに在籍していたのに、2年次にはトップクラスまで上がったという努力家です。今回の説明会で、李さんが「お客様のお世話をする仕事が楽しくて幸せです」と話されたので、CA志望の学生たちのCAへの思いもますます強まったようです。
アシアナ航空は、家族的な雰囲気があり、現場の人たちの意見も聞いてもらえる風通しのよい職場とのこと。韓国人クルー以外に、日本人、中国人、タイ人、ロシア人などさまざまな国籍の人たちがいるので、社内の公用語は英語だそうです。入社を目指す人は、まず英語力を高めておく必要がありますね。また、企業イメージを大切にしていて、客室乗務員は髪型、お化粧の仕方、姿勢、歩き方など、徹底したイメージメイキングの訓練を受けるとのことでした。
実は、李さんのご提案もあり、キャビンアテンダント・エアライン科では、8月に実施したカンタス航空キャビンアテンダント研修に引き続き、10月末から3泊4日で、「アシアナ航空乗務員体験ツアー」を実施することになりました。
前者でも実施した「機内サービス訓練」や「緊急脱出訓練」に加えて、「イメージメイキング」(客室乗務員用のメイクアップ、髪型の作り方など)や「ウォーキング訓練」もあり、客室乗務員採用試験受験に向けての実践的な準備訓練となります。すでに定員に達し、実施が確定しました。
キャビンアテンダント・エアライン科では、このように夢に向かって知識や技能を高めていく機会を、これからもできるだけ多く提供していきたいと考えております。