兵庫県及びラジオ関西様よりの依頼で「但馬エリアで発見!観光・ものづくり産業ツアー」に本校国際観光ホテル・ブライダル科の学生7名が参加して参りました。
これは、兵庫県但馬エリアでのものづくりを中心とした観光資源や魅力の発掘と周知、その先に魅力を感じ但馬エリアでの人材発掘や未来の観光ルートの創出者としての育成を狙う企画です。
3月3日〜4日の1泊2日で神戸市を出発、初日は豊岡カバンストリート、豊岡市稽古堂、げんぶ堂(名品おかき)等を見学後西村屋招月庭に宿泊、城之崎温泉街を散策。
2日目はハチ北高原から大屋養蚕住宅(古民家再生事業)、八鹿鉄工・あさくら菜園(高濃度トマトの製造)などを見学して帰路につきました。
以下、参加者の感想の一部です。
「行く前の印象は正直、何もない所。と勝手に思い込んでいました。しかし、実際に参加してみると、現在では全国に2ヶ所しかないカイコを育て糸を作っている所や、カバンストリート、ハチ北高原、城崎温泉などたくさんの観光地がありました。私は今回こういった研修に参加できて、但馬地区について知らなかった事も学べて良い勉強になりました。」
「正直に感じた事は、まだまだ発展していきそうな地域だと思いました。豊川市にある施設や工場を見学し、また夜には城崎温泉にも行きました。実際にまだ若い私達が行っても都会とはまた違った自然を使った楽しさ、人と人との温かい距離というものを感じられた研修だったと思います。」
「特に印象深く残っていることは、セミナーで講演をしてくださった方が皆さんおっしゃっていた「田舎へ来れば、若者が少ない分きっと成功できる。田舎にはチャンスがある。」という言葉です。この言葉や今回の研修を通して、私の視野が広がったような気がします。得たものもたくさんあり、大変良い経験となりました。」
「産業・観光セミナーでの豊岡市長のお話の中で野生のコウノトリが一度絶滅したけれど保護されていたコウノトリが子孫を残しまた野生に帰って行ったというのがあり、野生でも暮らしやすいよう町の人々が町をキレイにするといった前向きな明るい方々が多くいるんだと思いました。」
「私は今まで兵庫県出身でありながら、但馬エリアと聞いてもあまりイメージが出来ませんでした。ですが今回但馬エリアを回ってみて城崎以外にも魅力的なエリアが多くあるということがわかりました。また、城崎には日帰りで行くことが多いのですが夜遅くでも浴衣を着た観光客の方が多く、外湯も23時までと夜遅くまで楽しめる町だということがわかりました。そしてセミナーを聞いて「人口ではなく”交流人口”を増やす取り組み」の話を聞いて、地域で協力して活性化に取り組まれていることが分かり、とてもいい勉強になりました。」
「昔ながらの良さを残しながらも新しいものを私たちの若い世代が作っていかなければいけないと感じました。大屋養蚕住宅を訪れた際、昔の手法も詳しく聞くことができました。人の力でしかできない時代に今と同じように育ててとても大変な重労働だっただろうなと思いました。養蚕が全国でも減ってきているとのことで、これからは上手く機械に頼ることができる点があればもう少し規模を増やせるのではないかと感じました。また、セミナーでは若者の可能性に賭けてくれているのを感じました。」