Western Sydney University the College の教育コーディネ−ターのMs. Fiona Websterが今年も来校されました。Fionaさんには、OCFLのキャビンアテンダント・エアライン科の学生諸君がカンタス航空でキャビンアテンダントの訓練を受ける研修で、毎年学生諸君のお世話をしていただいています。ホームステイのあっせんや、市内観光のアレンジ、空港送迎のバスの手配はもちろん、カンタス航空の担当者の方々と研修準備のやりとり、研修の引率など、様々なシーンで学生たちを手助けしてくださいました。今回の来日では研修参加者たちの心からの歓迎を受けました。
Fionaさんが所属するWestern Sydney University the College は、元カンタス航空CEOで元駐日オーストラリア大使のMr. John Menadueが設立に関わられた語学学校です。その関係で、語学研修+乗務員研修のプログラムを開発していただきました。もう十年も続いている文際学園だけのプログラムです。学生たちはおかげでキャンビンアテンダントの夢がかなった、TOEICの点数が上がったなど、Fionaさんにうれしい報告を次から次へとしながら、歓談のひと時をすごしました。
そのカンタス航空エアライン研修の今年の参加者の感想の一部をあらためて公開します。OCFLのキャビンアテンダント・エアライン科への入学を考えている方は、ぜひこの貴重な研修への参加を検討してください。
● カンタス航空の研修では、初日から興奮を隠さずにはいられませんでした。現役のキャビンアテンダントでもある2名の教官から、機内サービスで使用する用語や言い回し、サービスの仕方を詳しく教えていただきました。この知識は帰国後のアルバイトでも活かすことができ、朝食のワゴンサービスで外国人のお客様と英語でコミュニケーションをとる度合いが高まりました。改めて客室乗務員になりたいという気持ちが強まりました。
● 訓練所に行く前の大学での英語研修では英語で積極的に話すことの大切さをクラスメイトたちから教えられました。
最終の授業では皆の寄せ書きをもらい、感激しました。キャビンアテンダントの訓練で最も印象深かったのは、緊急脱出訓練です。救命胴衣を膨らませてプールに浮かぶラフトへの脱出訓練では、ラフトコマンダーの役割を与えられ、責任感や冷静な判断力がいかに客室乗務員には必要なのかを思い知らされました。
● 英語研修ではクラスメイトの訛りのある英語を聞き取るのが大変でしたが、機内業務ではいろいろな訛りの英語にも慣れる必要があると思いました。訓練所での一週間はとても充実した内容でした。機内に煙が出てきた時は本当に緊張しました。トラブルのシミュレーションを経験しておくことがいかに大切か、最大の声を出し合ってチームワークを発揮することが緊急脱出にいかに重要であるかを知りました。帰国後は気を引き締めていっそう学習に力を入れようと思いました。
● この研修からの帰国後、家族や友人から自分の変化を指摘されました。人見知りだった自分から積極的に人とコミュニケーションを取ろうという姿勢に変わりました。それは、自分の流暢ではない英語に真剣に耳を傾けてくれた暖かいシドニーの人々や真摯に指導をしていただいたインストラクターの方々のおかげだと思います。研修の3週間はとても充実していて自分自身を見つめなおしたとても貴重な濃い時間でした。