1ヵ月にわたり、米国ロサンゼルスで、それぞれ、空港のグランドスタッフ、旅行会社の手配業務のインターンシップを体験してきた1年生2名の感想を紹介します。2人とも、滅多に経験できない貴重な機会を得たことに大満足とのこと。この体験が、今後2人の就職活動において、さぞよい方向に反映されるものと期待しています。
和田郁未さん(キャビンアテンダント・エアライン科)
日本航空グループ米国法人である、JAL Passenger Service America, Inc.のインターンとして、ロサンゼルス国際空港で1ヵ月、業務体験をさせていただきました。最初に体験したのは、チェックインカウンターの前でのサポート業務とゲートでのパスポート確認、さらに搭乗の際の搭乗券の確認作業でした。最初は、自分の限られた知識では十分対応できないこともあり、特に大きな失敗こそしませんでしたが、自分に余裕がない時はお客様からお声をかけていただく頻度が少なくなることに気づき、今後の反省材料としました。
現場に慣れてくると、チェックインカウンターの中で受託手荷物のタグ付けのサポートに就きました。さらには、チェックインの入力までさせてもらえるようになりましたが、操作に慣れるまではお客様を長くお待たせすることもあり、ずいぶんご迷惑をかけたかもしれません。そんな時、社員の方がお客様に話しかけて場が和むよう工夫してくださり、とてもありがたく感じたとともに、臨機応変なプロのお仕事ぶりに大変感銘を受けました。接客の技術は奥が深いことを知りましたが、最も大切なのは誠心誠意対応することだと感じました。様々な目的で空港を利用なさるお客様のお世話ができるエアライン業界の魅力を肌で知ることができましたし、より多くのお客様のお役にたてるよう、もっともっと自分を磨いていくという新たな目標もでき、とても有意義な研修だったと思います。
入星明日香さん(キャビンアテンダント・エアライン科)
私は、旅行業界と航空業界の両方で就職活動を進めていく予定で、その前にぜひ大好きなアメリカで旅行業務の体験をしてみたいと思い、参加しました。研修先は日本旅行の現地法人、Nippon Travel Agency America, Inc.です。
インバウンド(日本からの受け入れ)のホテル手配仕入れ課に配属されました。最初に驚いたのは、同じ会社に大阪外語専門学校の先輩(寺田絵美さん1997年卒業)がいらしたことです。海外で活躍されているOCFL卒業生の存在は、とても励みになりました。主な業務はパソコンでのホテル情報のデータ処理、お客様のお部屋の確保、Rooming Listの作成、電話での応対でした。価格の入力を間違うととんでもないトラブルになりかねないので、慎重な作業が要求されます。
業務は初めてのことばかりで大変でしたが、得ることがとても多かったです。それとともに、支店長や社員の方々とお話しする中で、いろいろと大切なことを学べたのが大きかったと思います。「業務上、立場や役回りはいろいろと異なるが、部下を単なる部下とは思いたくない。全員、自分のパートナーだと思って仕事している。」とのロメオ支店長のお話に感銘するとともに、フレンドリーなアメリカ人気質を感じました。日本とアメリカの文化が融合した社風で、社員の方々も両国のよいところを取り込んでご自分のものとなさっている印象を持ちました。将来海外で働くという自分の目標をより固めることがきたインターンシップでした。