12月17日〜19日に、英語通訳・翻訳科のシニア生(2年生)たちを中心に、恒例の2泊3日の沖縄英語通訳ガイド研修が実施されました。英語通訳・翻訳科では、京都や大阪市内での英語ガイド研修に加え、毎年、沖縄でも研修を実施しています。事前に沖縄の歴史や伝統郷土芸能について情報収集し、英語で説明できるように準備した学生たちが、交代で通訳ガイド役を務めました。
初日はあいにくの小雨で気温は15度。大阪よりははるかに暖かいのですが、南国沖縄のイメージとの格差に学生諸君は大ショック。海風の強い万座毛の観光は早めに切り上げ、琉球村に移動。こちらは琉球の伝統家屋や黒糖作りを手伝う水牛など、沖縄独特の風物が見られて学生諸君も納得しました。おみやげ屋をひやかしたり、ココナッツ・ジュースを飲んだりと、観光ムードがだんだん盛り上がってきました。
いったんホテルに戻り、夕食は国際通りのライブハウスへ。島唄を聞きながら、沖縄料理のフルコースに舌鼓を打ちました。ステージのギタリストはなかなかのエンターテーナーで、CDデビューし東京でも活躍中の女性歌手とともにステージを盛り上げました。
2日目は、首里城と沖縄ワールドの観光。首里城で英語通訳ガイドの実演をしてもらう予定でしたが、修学旅行生があまりにも多く、十分なスペースがとれなかったので、一部で切り上げ、残りの学生には沖縄ワールドでガイドの実演をしてもらうことにしました。全員がプロの英語通訳ガイドになったつもりで、準備した説明を一生懸命発表してくれました。新鮮なフルーツを大いに食べ、エイサーのステージを楽しみ、鍾乳洞観光も満喫。バスは、免税店に立ち寄った後、那覇市内へ。そこからは、徒歩で公設市場に移動。本土とはかなり異なる食文化に学生諸君は興味津々。原色の熱帯魚のような魚やえび、かに類が生きたまま売られており、豚の解体の実演まで見られたのは驚きでした。壺屋焼きの工房やガラスの製作所も見学。沖縄の鍋料理の夕食を最後に充実した2日目の研修は終了しました。
3日目は思い思いに国際通りへ買い物に繰り出し、モノレール駅に集合して空港へ。初日を除いては天候にも恵まれ、南国情緒豊かな沖縄で英語の研鑽と伝統文化の吸収に励んだ学生諸君も卒業まであと数ヵ月。よい卒業旅行になりました。
PS. 引率の田中昇吾先生は、帰りのANAの機内で「田中先生おひさしぶりです。」と客室乗務員さんに声をかけられました。よく見ると卒業生でエアーニッポンに就職した熊崎梢さんでした。空港でも機内でも卒業生に声をかけられるのは珍しくありませんが、プロとして活躍している姿を見るのはいつもうれしい限りです。機内なので、携帯電話をオンにできず、デジカメは預けた荷物に入れてしまい、写真がとれなかったのが残念だったとのことでした。
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