OCFLでは年3回、TOEICの団体受験(TOEIC-IP)を実施しています。本校には資格取得支援制度があり、TOEIC公開テストはもちろん、TOEIC-IPでも880点以上の高得点に達した学生には、奨学金が支払われるので、学生たちの目標の一つになっています。実際、880点以上を取得する学生は毎年何人もいますが、ほとんどが2年次になってからなので、今回1年次の12月のテストでこのレベルに達した2名のがんばりは大変すばらしいと思います。そこで、藤野校長がこの2名に、どのようにして得点力を伸ばしたのかインタビューしました。
(今回はその1として、英語通訳翻訳科の馬場さんに、本校学校長がインタビューしました。)
<英語通訳翻訳科 馬場佳奈子さん 950点取得>
藤野校長(以下F): 馬場さんがスペイン語を専攻していた大学を中退して、OCFLに入学した理由は?
馬場さん(以下B): 英語の授業が少なかったからです。せっかく高校の英語科で力をつけることができた英語力をさびつかせたくなかったからです。
F: OCFLの英語通訳翻訳科なら、年間700時間以上も英語の授業があるものね。それにしても、5月から12月の7ヵ月で100点以上伸ばして950点を取ったのはすごいと思うよ。880点〜900点という、TOEIC受験者にとってはなかなか越えられない高い壁があるのに、一気に越えたものね。何か特別な努力をしたのかな。
B: 以前はTOEICの問題集だけに目を向けていたのですが、それでは限界があり、総合力が必要だとわかりました。学校の授業に真剣に取り組むことを通じて、いろいろな角度から英語に接することの大切さを知りました。特に翻訳の専門科目では、いろいろな分野、自分がよく知らなかった分野の英語文献に接することができ、それが語彙力や読解力を高めてくれたのだと思います。
F: 翻訳では日本語の力も必要だよね。馬場さんは国語が得意かな?読書はするのかな?
B: 今は学校の授業や課題をこなすのに忙しくて、なかなか時間がとれないのですが、以前はよく本を読み、国語は得意科目でした。
F: 語学の上達には、言葉に対するこだわりと感性が必要だ。日常会話だけでは感性は磨けない。よい文章を多く読むという経験が、言語の感性を磨くことにつながるから。ところで、留学経験はあるのかな?
B: サンフランシスコでの1ヵ月の短期語学研修だけです。
F: つまり、長期に留学した人でなくても、900点取得は可能だということだよね。今後の目標は?
B: 英検1級とTOEIC-SWに挑戦してみたいです。
F: TOEIC-SWは、SpeakingとWritingに焦点をしぼったオンライン方式の検定試験だよね。馬場さんの担任の中嶋先生が試しに受けて満点をとったそうだ。自信はどうかな?
B: 実は私、Speakingが苦手なのです。TOEIC-IPで900点台だといっても、まだまだ自分の意見を英語でスラスラ述べられるという段階ではありません。ですので、学校の授業ではできるだけ英語で発言する機会を自らに課して、話すことに慣れるようにしています。
F: 卒業後の目標は?
B: 最初は翻訳家をめざしていたのですが、新卒ですぐに就ける職業ではないと知りました。まずは英語を使う業種の企業に就職し、社会経験を経てから、将来的な目標として翻訳業を考えています。
F: 今後も英語力をますます磨きながら、就職活動をがんばってください。
B: はい、がんばります。
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