Iowa Western Community Collegeで獣医師を目指し頑張っている金伽初鮪qさんからの留学レポートPart IIです。今回は授業の様子を詳しく報告してくれました。
私がこちら、アイオワウェスタン短期大学に入学したのが5月の終わりでした。自分の英語力がどんなものかと思っていたのですが、びっくりするくらいわからない。TOEFL482点くらいじゃ日常会話すらままなりませんね。YESかNO、あとはI don’t knowしかまともに言えてなかったです。日本人は始終笑ってて気持ち悪い印象を持ったと外国の人たちがよくおっしゃいますが、実際笑うくらいしかできなかったです。相手が何を言っているのかがまずわらかなかったものですから。
大学に到着して次の日にレベル分けテストを受け、5クラス中真ん中の3のレベルから始めました。夏学期(6〜8月)の間はESL(英語)のクラスのみを受け、秋学期(8月〜12月)からは前半で4のレベル、後半で5の最終レベルのクラスと、Public Speakingというスピーチのクラスを受けました。ESLのクラスはとても良い勉強になりました。英語で英語の授業を受けると、なかなか面白かったし、日本で学んだ英語のルールとこちらの先生のとでは違ったりもして、新しい発見が多かったです。また、最初から専門的な分野を学ぶよりも、その準備運動としてESLを受けておいて損はないと思います。ESLの先生の話ですが、留学生がESLをきちんと卒業しておかないと、他の大学に編入した時にESLの授業を再度取らせたりするところもあるのだとか。
秋学期にPublic Speakingを取り、ここで初めてわかったことがあります。大学の授業は先生次第です。テキストは同じでも、授業の進め方、難易度、宿題の多さなど、先生によってまるで違います。私の先生は、まず宿題がありませんし、復習も予習もないも同然でした。小テストなども一切なしで、あるのは、1学期の中で4つのスピーチ(Introducing Myself(自己紹介スピーチ)、Information speech(情報量の多いスピーチ)、Persuasive speech(説得力のあるスピーチ)、Group Speech(グループでのスピーチ))を発表するだけ。これと出席率と、授業態度の3つが評価の対象になりました。頑張る態度を見せれば、大いに認めますよ、という先生でしたので、まだ英語もおぼつかない私でも、良い成績をいただきました。しかし、別の先生の同じ科目では、週1回スピーチをしないといけないし、授業の度に小テストはあるし、スピーチを作成する上での資料はすべて提出しないといけない、ということを別の日本人留学生から聞きました。先生によって厳しさが違うので、学生同士の情報交換が必要です。それで、学期の終わり頃には、生徒同士の「どの先生が良い?」という会話があちらこちらで交わされます。片っ端から聞きまわるんです。最終的に、私はESLではSpeaking、Listening共にA、WritingでB、Public SpeakingでA評価をいただきました。
秋学期終了後、General Studyコースから、晴れてMicrobiology Transferという、理系で4大編入コースに切り替えました。春学期(1〜5月)では、General Biology, General Chemistry, それとElements of Writingという授業をすでに登録済みです。余裕のある時間割ではなく、正直不安でいっぱいですが、今まで散々弱音を吐いたので、後は精々頑張りたいと思います。